Ｑ．特許をとるとどのようなことができますか？
特許をとるとどのようなことができますか？
特許をとると、その発明は特許権者が独占的に実施することができ、他人が勝手にその発明を実施した場合、他人の実施を排除することができます
特許権には、２つの効力があります。一つは、特許権者が独占的に実施することができる効力で、これを積極的効力と呼びます。
もう一つは、他人の実施を排除することができる効力で、これを消極的効力と呼びます。もっとも、特許権の効力は「業としての実施」にのみ及ぶので単に個人的な実施や、試験・研究としての実施には効力は及びません。
このように、特許権には、他人の業としての実施を排除する効力があるので、第三者が無断で業として実施を行った場合、特許権者は、第三者に対して「差止請求」や「損害賠償請求」をすることができます。
